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2025.04.15
🏠リノベと新築どっちが得?
〜同じ予算でも「広さ」や「価値」が変わる住まい選び〜
■ 本日のテーマについて
近年、新築住宅の建築コストは大きく上昇しています。
その背景には、建材価格の高騰、人手不足による人件費の増加、法規制の強化などがあり、特にここ数年でその影響が顕著に。
そのため、新築住宅は「建物のサイズを小さくすることで、上昇したコストを吸収しようとする傾向」が強まっています。
一方で、リノベーションも安価とは言えません。
特に耐震・断熱・気密などの性能向上を伴う工事では、しっかりと費用がかかります。
今回は新築とリノベ、それぞれの違いをご説明いたします。
是非、良い家づくりの参考にしてください(^▽^)/
■ 同じ予算でも「得られる価値」が変わる
たとえば、最近の新築住宅で30坪の家を建てると、
土地込みで3,500万円〜4,000万円が一般的です。
しかし、築年数の経った中古住宅を購入してリノベーションを施す場合、同じ3,500万円〜4,000万円の予算でも40坪〜45坪のゆとりある空間が実現できることも。
■ リフォーム・リノベーションのメリット
・すでにある建物を活かすことで、広さとコストのバランスが取りやすい
・人気の立地や日当たりの良い土地など、物件選びの幅が広がる
・築年数に応じた味わいや素材感を活かすデザインも可能
■ 建て替えが向いているケースとは?
・構造や基礎の老朽化が激しく、安全性に不安がある
・耐震・断熱、デザインなどゼロから計画したい
・ライフスタイルに合わせて間取りを完全に見直したい
■ 迷ったときこそ、プロの視点を
リノベーションと建て替え、それぞれにメリット・デメリットがあります。
本当に大切なのは「どちらが得か」ではなく、自分たちの暮らしにどちらが合っているか。
たとえば…
・家族構成や将来の暮らし方
・予算と広さのバランス
・今の家や土地への愛着
こういった視点から、第三者の目線でアドバイスをもらうことが、後悔のない選択につながります。
■ まとめ
・新築は高性能で自由設計が可能だが、コスト高でコンパクト化が進む
・リノベは同予算で「広さ」や「立地」で優位に立てることも
・どちらを選んでも、「自分たちに合った暮らし」が大切
ご参考になれば幸いです(^▽^)/
設計室 NaturalArchi
設計部 平尾 海人